こんにちは。

アクシスクラシックといえばイギリスを中心としたヴィンテージファニチャーのイメージが
強いかも知れませんが、今日は新しく入荷した北欧デザインの椅子をご紹介します。

1944年にボーエ・モーエンセン(Borge Mogensen 1914-1972)がデザインしたチェア『J49』。

デンマークのデザイナーといえばアルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナー、フィン・ユール・・・などがあげられますが、
ボーエ・モーエンセンも彼らに並ぶデンマークを代表するデザイナーのひとり。
そしてデンマーク本国で最も売れた椅子を作ったのは、ボーエ・モーエンセンとその後継者と言われています。


※この写真で使われている『スパニッシュチェア』も彼の代表作のひとつ。

まだデンマークが貧しかった時代から「手ごろな価格でよいデザインを」を哲学とし、
市民生活に寄与することを目的に設立されたデンマーク生活協同組合連合会の家具部門「FDBモブラー」のために、
この『J49』チェアを制作しました。


※志あるデザイナー達が参画したFDBモブラーは市民の生活を支え、北欧デザインの発展に大きく影響しました。

モーエンセンがJ49で目指したのは「どの家庭にも最適な椅子」。
今回クラシックで扱うのは、デンマークのフレデリシア社から復刻された現行品です。
モーエンセンの思いの通り、機能的で美しく、丈夫。
使う人の暮らしに思いを馳せたデザイナーのこだわりが、よく表れています。

そして、北欧の家具と言うと値段が高く高嶺の花と思ってしまうものが多い中、
こちらは手が届きやすい価格ではないでしょうか。

愛国心の強かったモーエンセンはデンマーク産の材料にもこだわり、金属を決して使わなかったとも言われています。
美しい木目のビーチ材を使ったこの椅子は、優しく包み込んでくれるような座り心地。
クリアラッカー仕上げで軽やかな清潔感があり、家のどこに置いてもしっくりなじんでくれます。

J49 FREDERICIA
W465×D460×H820(SH445)
ビーチ材 クリアラッカー塗装
¥38,000 +tax

日本では北欧デザインの人気が続いていますが、今年2017年はデンマークと外交関係ができて
150年という記念の年だそう。

美しいデザインの向こうに見えるデンマークの豊かな暮らし、椅子から取り入れてみませんか。
まずは店頭で、快適な座り心地を実感してみてください。

アクシスクラシックでは今後、ヴィンテージファニチャーだけでなく
高品質でデザインのよい現行品も厳選して扱っていきます。

徐々に紹介していきますので、こちらもお楽しみにしてくださいね^^

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